ウレタンソールの加水分解、困ってます!
どうにもならないの⁉
ユーザー様
CRADLEさん、こんにちは。普段お世話になっている美容室でこちらのお話を伺い、ご相談に参りました。ソールが劣化してしまい、ブランドの方にも相談したのですが、ソールの取り扱いが終わって修理不可の様です。
CRADLE
ユーザー様こんにちは。ウレタンでできたソールが加水分解によって劣化したんですね。かなり厚いソールですね。詳しくお話を聞かせていただけますか?
そもそも加水分解ってなに?
加水分解とは、水分や空気中の湿気によって発生する分解反応のことをいいます。 とくにウレタンゴムやポリウレタン(PU)は、耐摩耗性や耐水性に優れる反面、加水分解を起こしやすい素材です。 ウレタンの生成段階からすでに劣化は始まっており、素材や製品が未使用であっても加水分解は進行します。
ソール交換の際にユーザー様の重要視するポイント
①ソールのボリューム感は変えたくない
②加水分解しない素材で修理を希望
③長年仕様しても底剥がれしないようにしてほしい
④滑りにくくしてほしい
⑤軽いソールがいい
⑥できれば費用は抑えたい
たくさんお話してご希望を整理すると以上6点になります。
剝がれにくくするための工程『底縫い』
ミッドソールと呼ばれる中間層を靴の内部と縫い合わせます。こうする事で③のご要望に沿った修理ができます。
After(仕上がり画像)
今回は費用面のご希望もあったため、スポンジ製の無地シート材とウエッジ(傾斜板)でソールを組んでいくことにしました。つま先から土踏まずまで、滑りにくい様に薄いラバーを取り付けています。④のご要望に対しての処置です。
ビブラムソールでも近いタイプの良いソールがありましたが、予算的に選択しませんでした。中が空洞になっており軽量化も図れます。
料金・納期は⁉
婦人厚底ソール交換:14300円×3足
納期:約2週間
あきらめる前にご相談下さい!
靴の修理は尼崎の靴修理店CRADLEまで!