革色のトーンを落とす事で汚れが目立たず、フォーマルな印象に。
元のご要望より、本来の目的に適した靴に。
ユーザー様
CRADLEさん、こんにちは。以前仕事で使用していた靴をまた履きたいのですが、汚れが気になって躊躇しています。ベージュの部分をきれいにできますでしょうか?
CRADLE
ユーザー様こんにちは。ベージュ色をきれいにする場合は塗装によるカラーリングになります。塗装は比較的修理価格が高く現在の革のムラのある質感と異なり、単一、均一な色、ムラのない色になります。別の方法がもう一つ、染色で汚れを目立たない濃い色に染めかえる方法です。こげ茶やクロにすることで汚れが目立たなくなり、現在の革の質感を活かせます。修理価格も塗装より比較的お安めです。
今回はムラ感のあるお色味を活かした染色でご対応することになりました。クリーニングから、白い部分はステインリムーバーで。ベージュ部分は色の入りをよくするためにダイリムーバーを使ってしっかりと脱脂します。
次はマスキングして白い部分に染料がつかないようにします。その後、染色作業に入ります。今回は2度塗りで、いい塩梅になりました。
After
完成です!
シロとのコントラストがはっきりして、素敵なバイカラーに変身しました。汚れが目立ってきた靴も今回のように『味変』してみるのもありじゃないでしょうか?
カラーチェンジに合わせて靴ヒモも交換しております。
カラーリングで趣を変える。
味変で最後まで靴を味わう。
靴に関するご相談は、ぜひ尼崎の靴修理店CRADLEまでどうぞ!
今回の修理
●リカラー染色:8800円(ヒモ交換込み)