
CRADLEさん、こんにちは。今回はエンジニアブーツのヒール修理をお願いします。少し土台もけずれていますが、大丈夫でしょうか。

ユーザー様、いつもお世話になっております。土台がけずれていますが、新しく取り付けるゴムの厚みで差分を埋められると思います。

今回は、ゲッタグリップ(Getta Grip)のエンジニアブーツをお預かりしました。
重厚感のあるレザーアッパーに、バックルベルトを備えたエンジニアブーツらしい一足です。
長く履き込まれており、アッパーにもその年月を感じさせる風合いが出ています。
今回ご相談いただいたのは、かかとのすり減りです。
エンジニアブーツのかかとがヒールベースまで摩耗


修理前の状態を確認すると、トップリフト(地面に直接接する一番下のゴム部分)だけではなく、その上にあるヒールベース部分まで摩耗が進んでいました。
かかとは歩くたびに地面と接するため、靴の中でも特に消耗しやすい部分です。
トップリフトだけが減っている段階であれば比較的シンプルに交換できますが、そのまま履き続けてヒールベースまで削れてしまうと、交換するだけでは元の高さや形状を再現できないことがあります。
今回のゲッタグリップも、後方を中心にヒールベースまで削れ込んでいる状態でした。
元のデザインに近い20mm厚のトップリフトで交換

今回は幸い、元々取り付けられていたものと同じデザインの交換用トップリフトをご用意することができました。
さらに、このトップリフトには約20mmの厚みがあります。
その厚みを利用しながら、摩耗していたヒールベースを一度削って形を整え、トップリフトを取り付けた際に元のヒールに近い高さになるよう調整しています。
単純に減った部分へ材料を足すのではなく、残っているヒールベースの状態と新しいトップリフトの厚みを見ながら、全体のバランスを整えていきます。
エンジニアブーツらしい湾曲したヒール形状に仕上げます


今回もう一つ大切にしたのが、ヒールを横から見たときのシルエットです。
エンジニアブーツのヒールは、ただ真っすぐ削って仕上げればよいわけではありません。
今回のブーツも元のヒールには独特のラインがありましたので、その形状に合わせて新しいトップリフトをシェイプ。
横から見たときに違和感が出ないよう、エンジニアブーツ特有の湾曲したラインを意識して仕上げています。
こうした部分は数ミリの違いですが、ブーツ全体で見ると印象が大きく変わります。
かかと修理でゲッタグリップをこれからも長く
修理後は、すり減っていたかかとの高さが戻り、エンジニアブーツらしいヒールのシルエットも整いました。
今回のようにヒールベースまで摩耗していても、状態や使用する材料によっては、ベース部分を調整することで修理できる場合があります。
お気に入りのブーツは、アッパーに傷や履きジワが増えていくことも一つの魅力です。
一方、靴底やかかとは消耗品です。
減った部分を交換しながら履き続けられることも、エンジニアブーツの楽しみの一つではないでしょうか。
ゲッタグリップをはじめ、エンジニアブーツやワークブーツのかかとのすり減りでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
修理内容
ブランド: Getta Grip(ゲッタグリップ)
種類: エンジニアブーツ
修理内容: かかとの打ち替え(トップリフト交換) 3850円
作業内容: ヒールベース整形・高さ調整・トップリフト交換・ヒール形状の調整
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