「格式を足元に。英国紳士の選択。」
― ダイナイトヒール
価格 4400円
色 クロ・チャ
厚さ 10mm
英国製ダイナイトヒールです。数多くの英国製靴に純正品として採用されています。床などに擦れてもゴム跡が付きにくい、高品質の非マーキング材料を使用して製造されています。
1910年に初めて製造されてから100年以上愛される不朽の名作です。


■ ダイナイトヒールの歴史と概要
ダイナイトヒール(Dainite heel)の歴史は、イギリスの伝統あるラバーソールブランド「ダイナイト(Dainite)」の歩みと深く関係しています。以下にその歴史と背景をわかりやすくまとめます。
◆ ダイナイトブランドの始まり
- 1910年頃、イギリスのハルボロ・ラバー社(Harboro Rubber Co. Ltd.)が「Dainite(ダイナイト)」ブランドを展開
ハルボロ・ラバー社はイングランド中部のレスターシャー州マーカット・ハーボロに拠点を構える老舗ラバー製品メーカー。靴底用の高品質なラバー製造に特化し、ダイナイトというブランド名は「day and night(昼も夜も履ける)」をもじって生まれました。
◆ ダイナイトヒールの特徴と開発背景
- 全天候対応の実用性
ダイナイトヒールは、雨の日でも滑りにくく、革底よりも耐久性があり、グリップ力に優れる「全天候型ヒール」として開発されました。 - スーツにも合うドレッシーな見た目
見た目の厚みや凹凸を抑えたラバーソール・ヒールデザインは、ドレッシーな革靴にもマッチする点で人気を博しました。 - クラシックな点状パターン
特徴的な丸い突起のグリップパターン(スタッド)は、耐滑性と泥抜けを両立する実用的な設計。今日でもほぼ変わらぬ意匠で使われています。
◆ ダイナイトヒールの普及と評価
- 1940年代以降:実用靴からドレスシューズへ
軍靴や実用靴の分野で実績を積んだのち、ジョンロブやチャーチ、クロケット&ジョーンズなどの英国靴ブランドが正式に採用。これによりドレスシューズ向けラバーヒールとして世界的に知られるようになります。 - 現在:クラシック回帰とともに再評価
現在では「グッドイヤーウェルト製法」と相性が良いことから、クラシック志向の靴愛好家や修理店でも高く評価されています。
■ まとめ:なぜダイナイトヒールが選ばれるのか?
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 耐久性 | ラバー製で削れにくく、長持ちする |
| グリップ力 | 独自のスタッドパターンで滑りにくい |
| ドレス対応 | 見た目がスマートで革靴に馴染む |
| 歴史的信頼性 | 約100年にわたり愛され続ける定番 |
