バーウィック(Berwick)Uチップのオールソール交換|Vibram 947 ASPENでボリュームを残して柔らかな履き心地へ

ユーザー様
ユーザー様

CRADLEさん、こんにちは。以前修理していただいたバーウィックですが、またソール交換してください。今回は以前より柔らかめのソールが良いです。ボリューム感はあまり変えたくないです。よろしくお願いいたします。

CRADLE
CRADLE

ユーザー様、こんにちは。いつもご利用ありがとうございます。それでしたらビブラムASPENはいかがでしょうか?ソールパターンも比較的近く、ボリュームあり、柔らかい素材です。

今回は、バーウィック(Berwick)のUチップシューズのオールソール交換をご紹介します。

こちらの靴は以前にも当店でオールソール交換をさせていただいた一足です。

前回使用したのは、Vibram(ビブラム)#2070 トレント

厚みと凹凸のあるソールで、Uチップのボリューム感とも相性の良い仕様でした。

今回は再びソールが消耗したため、2回目のオールソール交換をご依頼いただきました。

今回のご希望は「ボリュームは残して、少し柔らかく」

今回、お客様からいただいたご希望が、

「今のボリューム感は残しながら、もう少し柔らかいソールにしたい」

というものでした。

革靴のオールソール交換というと、「元と同じように直す」というイメージが強いかもしれません。

しかし、交換するソールの種類を変えることで、靴の雰囲気だけでなく重量やクッション性、足当たりなどを変えることもできます。

そこで今回は、Vibramの**947 ASPEN(アスペン)**をご提案しました。

Vibram 947 ASPENを使用

Vibram 947 ASPENは、厚みのあるラグパターンを持った一体型のソールです。

見た目にはしっかりとしたボリュームがありますが、素材には**Gumlite(ガムライト)**が使用されています。

ガムライトは、一般的な硬質ラバーと比較すると軽量で柔軟性があり、クッション性を持たせやすい素材です。

そのため今回のように、

「今と同様にボリューム感は残したい。でも、もう少し柔らかく履きたい」

というご希望に適しています。

完成後もソールにしっかり厚みがあるため、アッパーのボリュームに対して靴底だけが薄く見えることもありません。

バーウィックのUチップが持つ雰囲気を崩さず、足元に程よい存在感を残した仕上がりになりました。

前回のVibram #2070から947 ASPENへ

今回の修理で面白いところは、同じ靴でも前回とは違うソールを選んでいることです。

前回はVibram #2070 トレント。

今回はVibram 947 ASPEN。

どちらもボリュームのあるソールですが、今回の947 ASPENはガムライト素材の柔らかさを生かせるため、見た目のボリュームを大きく変えずに履き心地の方向性を変えることができます。

オールソール交換では、必ずしも元と同じ材料を選ぶ必要はありません。

「もう少し軽くしたい」
「柔らかくしたい」
「滑りにくくしたい」
「見た目を少しカジュアルにしたい」

など、現在の履き方に合わせて仕様を変更するのも選択肢のひとつです。

今回は既存のミッドソールを残しました

今回のバーウィックでは、もう一つ重要な判断がありました。

それがミッドソールを交換せず、既存のものを残したことです。

靴を確認すると、ウェルトに残っている縫い代にあまり余裕がありませんでした。

この状態でミッドソールまで取り外して新しく縫い直そうとすると、ウェルトの状態によっては新たな縫いを入れることが難しくなり、リウェルト(ウェルト交換)が必要になる可能性があります。

リウェルトまで行えば修理範囲も大きくなり、費用も上がります。

一方、今回の既存ミッドソールは再使用できる状態でした。

そこで無理に分解するのではなく、使用できるミッドソールはそのまま残し、消耗したアウトソールのみを交換しています。

靴の状態を見ながら、必要以上に手を入れないことも修理では大切です。

バーウィックはオールソール交換しながら履き続けられる靴

バーウィックには、グッドイヤーウェルテッド製法を採用したモデルが数多くあります。

今回のUチップも、靴の周囲にウェルトを設けた構造になっており、アウトソールが摩耗した際にはオールソール交換を検討できます。

そして今回の一足は、実際に当店で2回目のオールソール交換となりました。

これは修理店としても紹介したいポイントです。

革靴はソールが減ったからといって、必ずしも靴そのものの寿命というわけではありません。

アッパーや靴内部、ウェルトなどの状態が良ければ、ソールを交換して再び履ける場合があります。

今回の靴にも履きジワや使用感がありますが、それは長く履いてきた革靴だからこその表情でもあります。

新品へ買い替えるのとは違い、自分の足に馴染んだ靴を、必要なところだけ直して履き続ける。

グッドイヤーウェルテッド製法の革靴ならではの楽しみ方だと思います。

バーウィック Uチップ オールソール交換

今回の修理内容は、

修理:オールソール交換
使用ソール:Vibram 947 ASPEN(ガムライト)
価格:13,200円~
納期:約3週間

となります。

※靴の状態やウェルト、ミッドソールなどの状態によって、必要な修理内容・料金が変わる場合があります。

バーウィックのソール交換・靴修理について

バーウィックの革靴は、モデルや現在の仕様によってさまざまなソール交換が可能です。

今回のようなボリュームのあるラバーソールだけでなく、靴のデザインや履き方に合わせてソールを選ぶことができます。

また、すでに一度オールソール交換されている靴についても、ウェルトやミッドソールの状態を確認したうえで、再度オールソール交換できる場合があります。

「今と同じ雰囲気にしたい」というご相談はもちろん、

「もう少し柔らかくしたい」
「少し軽くしたい」
「ソールのボリュームを変えたい」

といったご希望も、靴の状態を確認しながらご提案いたします。

お気に入りのバーウィックをこれからも履き続けたいという方は、お気軽にご相談ください。


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