ヒールベースがぐらつく・欠けてきた方へ|ヒールベース修理のご案内
〜革積み上げ・スポンジ積み上げ、素材に合わせて修復します〜
「かかと部分がグラつくようになった」
「ヒールの土台が斜めに減って歩きにくい」
「積み上げ部分が割れたり、欠けたりしてしまった」
そんな症状は、**ヒールベースの修理(積み上げ直し)**が必要なサインです。
当店では、ヒールの構造・素材に合わせて、革積み上げ・スポンジ積み上げの両方に対応した修理を承っております。
ヒールベースとは?
ヒールベース(積み上げ)とは、靴のかかと部分にあるヒールの「土台」部分のことです。
トップリフト(接地するゴム部分)の下にあり、高さの調整や安定性、デザイン性を支える重要なパーツです。
この部分が傷むと、歩行時にバランスを崩したり、靴全体の寿命を縮めてしまいます。
修理内容と対応素材
■ 革積み上げタイプ(レザー仕様のドレスシューズ・ブーツなど)

👞 高級紳士靴やワークブーツなどに多い、何層にも重なった本革を積み上げた構造です。
摩耗や破損が起きた場合、一部だけ交換する修理や、すべて積み直す修理が可能です。
🔧 修理例:革積み上げ

積み上げの大半が削れた事例です。この場合土台丸ごと作り変えます。

仕上げは元のお色と同じ着色料を使って雰囲気を合わせます。
■ スポンジ積み上げタイプ(軽量シューズなど)

スポンジ素材を積み上げた軽量タイプのヒールです。
柔らかく、軽く衝撃吸収に優れます。元の素材にもよりますが靴を軽くしたいときにも◎
🔧 修理例:スポンジ積み上げ

ベース大半が減ったアシックス ランウォークの事例です。元のベースを完全に除去して新しく積み上げます

高さは元の位置にあわせて積み上げます。
■ ブロックヒール(ゴムの一体型)

トップリフトとヒールベースがい一体になっているブロックヒールです。厚みは20mmで、中空構造になっていて重さにも配慮されてます。
ヒールベース修理では一番お手頃な価格です。
🔧 修理例:ブロックヒール

プラスチックのヒールベースが割れてしまった事例です。

ブロックヒールで費用を抑えて、また履ける様になりました。
料金と納期
| 素材 | 厚み | 価格 | 納期 |
|---|---|---|---|
| 革 | 1段 | 2200円 | 約1週間 |
| 2段 | 3300円 | 約1週間 | |
| 3段 | 3850円 | 約1週間 | |
| 4段 | 4400円 | 約1週間 | |
| スポンジ | 12~15mm | 2750円 | 約1週間 |
| ブロックヒール | 20mm | 3850円 | 翌日~ |
修理のサイン・チェックポイント
- ヒールがグラつく・グニャグニャする
- 靴を置いたときに左右で高さが違うように見える
- ヒールベースが削れて傾いている
- 積み上げがはがれて層が見えている
これらはすべて「ヒールベース修理」のタイミングです。
早めに対応することで、靴全体のダメージを防ぎ、履き心地も安全になります。
よくあるご質問
Q. 革かスポンジか、自分で見分けられません…
→ 店頭で状態を確認し、素材や構造に合った修理方法をご提案します。写真相談もOKです。
Q. 修理後に元のデザインと違ってしまいませんか?
→ 可能な限り元の層数・厚み・カラーに合わせて仕上げますので、ご安心ください。
見えないけれど大切な「ヒールの土台」を、しっかり支える修理を。
見た目は目立たなくても、ヒールベースの傷みは歩きやすさにも直結します。
「なんだか違和感がある…」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
職人の技で、自然で安定した仕上がりをお約束します。
