おはようございます、CRADLE芝です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

本日はREGALの外羽根ウイングチップの靴底全体交換について記事を書いてみます。

ウイングチップとは？

ウイングチップはつま先の革の切り替えしが翼(wing)のような形をしているので名づけられました。

W型の模様、穴飾りが特徴的なデザインです。

お預かりした靴は外羽根ウイングチップ、カジュアルな印象が強いですが長めのつま先がスマートさを演出しています。

靴底はイギリス製のダイナイトソールがついており、かかとは国産の材料で修理歴があります。

凸凹もなくなってますので、グリップ力も低下している状態です。

使用材料をお伺いしたところ、耐久力重視ということだったので

ビブラムソールの♯２０５５　通称イートンソールをお薦めしました。

※純正と同じイギリス製ダイナイトソールもございますのでご相談ください

仕上がりイメージ

ソール側面の形状は修理開始前に形状をチェックし、同じように加工します。

今回はつま先からフマズまでを平面に、フマズからかかとに差し掛かる手前までを丸く加工する『平フマズ丸』に。

靴底は、縫い糸が地面とこすれて切れにくいように溝を切ってから縫いあげております。

つま先とかかとを中心にワックスでハイシャイン。

こちらは靴底の全体交換の際はサービスですので、打ち合わせの時にご意見をおきかせください。

あまり華美になりすぎるのがイヤな方もいらっしゃるので強制ではございません。

私自身は仕上げた靴をワックスで磨くのが好きなので遠慮なくお申しつけください。

※ハイシャインのみでご注文も可能です、ハイシャイン2200円～

クリームでのお手入はベーシックプラン880円で可能です

こちらの靴を仕上げて磨いているときにつくづく思いましたが、やっぱり履きこまれて修理メンテナンスされた靴はかっこいい。

REGALの靴は本格靴としてはお求めやすい価格で、たくさんのビジネスマンの足元を支える力持ち。

交換材料のチョイスもそんな靴とマッチして、この靴本来の魅力を十分引き出せたと思います。

今回の修理

ビブラムソール♯２０５５

13200円税込