【GUCCI&Sergio Rossi】グッチとセルジオロッシ:レディースシューズのソール補強

革のソールの事前補強

レディースシューズはマストです

必ずやりましょう

それくらいレディースシューズのソールは薄く、革のソールはすべりやすく耐久性が低いです

〇ラバーのソールなら

〇紳士靴なら

やらない理由をあげられますが、レデイースシューズで革のソールと2ポイント獲得していれば

やらない理由がないほどマストです。

グッチ:ビットローファー

ビブラムハーフソール
メイン画像

グッチのソールは4.5mmと多少厚みがございますので、定番のビブラムハーフソールを使います

ソール側面の着色時には着色液が甲材につかないようにマスキングします。

※革の場合、万一甲に着色液が付着してもクリーナーで拭き取り可能ですが、

今回のようなメッシュ生地は着色液を吸収して、ふきとってもとれません。

仕上がり

ボンドは2度塗りで協力に固定、仕上げに8mmの真鍮釘で装飾とハガレを用心深く防止です。

つづいてセルジオロッシをご覧いただきます。

これからの季節に軽やかで大活躍の【バブーシュ】です。

バブーシュはスリッパに近い感覚で履いていただけるので、その分ソールも薄いものが多いです。

※厚いとソールが曲がりにくくて歩きにくい

セルジオロッシ:バブーシュ

こちらのソールは3mm厚、パンプスなど、いわゆる婦人靴の厚みです。

ディアマンテ ハーフソール
メイン画像

1mm厚のディアマンテ ハーフソールを使います

3mm厚のソールだとこちらの材料が側面の成形もきれいに仕上がりますし、違和感もでにくいです。

着色液が甲材につかないようにマスキングです。

仕上がり

※こちらはソールの厚み上、真鍮釘を打っておりません

ボンドは2度塗りでしっかりと接着

こちらのバブーシュのヒールは交換用パーツの厚みもかなり薄く、すでにウエッジヒールの土台部分まで差し掛かっておりました。

受付時に6mmの交換用パーツに張り替えのご提案をしましたが、ソールのご依頼にとどまりました。

このソールの形状的に、ヒールベースが削れてもコーナー材でうまく修理できそうです。

次回以降ヒールでお困りになられる可能性が高いので念頭に置いて、持ち主様にお返しです。

メイン画像

今回の修理

レディース ハーフソール補強 2200円

納期 当日中

ありがとうございました。

CRADLE 芝