【ROCKPORT】ドレスポーツの靴底を修理する

ドレスポーツ

1971年アメリカ、ボストン発のシューズブランド、ロックポートのモデル名です。走れる革靴として、1990年のニューヨークマラソンで、当時の副社長がドレスポーツを履いて完走したことが世界的ヒットにつながりました。

そんなロックポートの修理を記事にしてみます、お付き合いのほどよろしくお願いします。

使用を検討していた素材 ビブラムソール#528K(イタリア)

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スポンジ系のソールでコンパウンドと呼ばれる配合はNEW FREX(ニューフレックス)

【VIBRAM軽量シリーズ ラバー比率:50%軽量】
ニューフレックスはVIBRAM軽量シリーズの中で一番耐の久性を誇ります。
硬質ラバーと変わらない耐久性とスポンジソールが持ちえないしっとりとした素材感。
屈曲に優れ、長時間履く靴に快適性をもたらします。

採用に至った素材 タンクソール&ヒール(イタリア)

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最初は靴底の全体交換のご相談でご来店いただきましたが、協議を重ねた結果今回は部分修理にすることになりました。

部分修理を選択した理由は

〇ウェルトパーツの変化に抵抗を感じられたこと。(ウェルトパーツが特徴的なのでそれを残したい)

〇内張の修理も今後検討しないといけない状態で全体交換だと予算が合わない

オリジナルパーツに傷みなど問題がなかったので、上記2点にポイントを置いて修理方法を決めました。

仕上がり

靴本体の購入価格を超える修理予算に抵抗を感じる方も多いです。こちらの靴は内張が多少傷んでおり、将来的な内張修理も予算に組み込んでご提案できてよかったかと思います。

今回の修理

イタリア製タンクソール4.5mm厚 3300円
イタリア製タンクヒール8mm厚 2750円

CRADLE芝