保安官もビックリ!
「CRADLE君、私のブーツも直してくれんか」
CRADLEさん、こんにちは。この靴のソール部分のパーツが取れてしまって、修理ができるか教えて下さい。
ユーザー様こんにちは。このパーツはウェルトと言いますが、ここを修理するには靴底の全体交換が必要です。ご予算はいかがでしょうか?
こちらが冒頭での問題点、ウェルトと言うパーツがとれています。
元のソールが無地なので、使用するソールは国産ジェネリックラバーを使用します。
ジェネリックラバー
日本成の無地のソールで厚みは6・5・4mm厚とございます。元のソールにお合わせて厚みを選びます。今回は4mm厚です。
軟質ゴムウェルト 5mm・6mm幅
こちらは欠損していたウェルトと呼ばれるパーツです。丸みのある甲革と平たい靴底の隙間を埋めるパーツです。
今回はクロの6mm幅を選びます。昔は5mm幅しかなく、6mm幅が出たことで今回のようなマッケイ仕様のウエスタンブーツのオールソールがとてもやりやすくなりました。ここ数年の修理資材の充実ぶりは材料屋さんのおかげです。ありがとうございます。
LQ ヒール用 バラ
こちらはカカトの土台になるパーツです。元はプラスチック製のものがついて居りました。通常革で積み上げるのですが、ウエスタンブーツは一般的なビジネスシューズの倍の高さがあります。予算内に収めるため、今回は疑革とミックスさせて資材費を抑えます。
オリオン ヒール用 バラ 5mm
こちらが疑革の積み上げ材です。本革と交互に積み重ねます。
ミックスさせることで素材感がバームクーヘンのようにシマ模様になります。
After
ソール構成は元と同様に組みなおしています。できる限りしっかりと、でもシンプルにコストも抑える方法をご提案しました。
もう履けないと思っていませんか?
その判断は正確ですか?
プロに相談してみませんか?
愛用品と共に歩む未来を創造する
CRADLEです
今回の修理
●ウエスタンブーツオールソール(無地ラバー、ウェルト、ヒールアップ込み)
:16500円