ハーフソール(ソールの裏張り)

ハーフソールとは?靴底を守るためのおすすめ修理

お気に入りの革靴やパンプス、気づいたら**靴底がすり減っていた…**そんな経験はありませんか?
靴の寿命を伸ばし、履き心地も向上させてくれる修理が「ハーフソール(半張り)」です。

今回はこのハーフソールについて、詳しくご紹介します。


ハーフソールとは?

ハーフソールとは、靴の前半分の底部分に新しくゴム素材などを貼り付ける修理方法です。
革底の靴やすり減りやすい靴底を補強するために使われ、地面との摩耗を防ぎます。


どんな靴におすすめ?

  • 革底のドレスシューズ
  • パンプスやヒールのある婦人靴
  • 滑りやすい靴底の靴
  • 歩く距離が多いビジネスマンの靴

特に新品の革底靴にあらかじめハーフソールを施すことで、すり減り防止滑り止め効果が得られます。


ハーフソールのメリット

1. 靴底のすり減りを防ぐ

革底は摩耗が早いため、ゴムを貼ることで耐久性がアップ。

2. 滑りにくくなる

ゴム素材を使用することで、雨の日や駅の床でも安心して歩けます

3. 靴の寿命を延ばせる

靴底のダメージを防ぐことで、本体までダメージが及ぶのを防ぎます。

4. 修理コストを抑えられる

早めにハーフソールを貼っておけば、大掛かりな修理になりにくく、結果的に経済的。

ハーフラバーの注意点

薄いラバーを張り付けるので、つま先をぶつけやすい方、尖ったつま先の靴などはつま先が剥がれる可能性があります。

交換の目安

  • ゴムが薄くなってきた
  • 端がめくれてきた
  • すり減りすぎて革底が見えてきた

このような状態になったら早めの貼り替えがおすすめです。
ハーフソールは消耗品なので、定期的なチェックが靴の寿命を延ばすポイントになります。

料金と納期

修理内容料金納期
ハーフラバー1~2mm厚2970円~翌日~
ハーフラバー2mm厚以上3300円~翌日~

修理事例

●修理前

●修理後

修理工程

①ハーフラバーの取付位置を決めて、マスキングテープを貼る。

②ハーフラバーの取付面をグラインダーで薄く荒らす。

③荒らした面に表面処理剤を塗布する。ボンドのつきをよくするための下処理剤です。

④表面勝利材が乾燥したら、ボンドを塗布する。ハーフラバーにも塗布する。

⑤乾燥したら、ハーフラバーを取り付けて、プレス機で圧着する。

⑥取り付けたハーフラバーをカットして、側面をトリミング。トリミング後研磨する。

⑦研磨した側面にインクを塗布する。乾いたらバフなどで磨くいて仕上げる。

⑧はがれやすいつま先とフマズ部分に真鍮釘で追加固定して完成です。


まとめ

ハーフソールは、靴の「見えない守り手」。
お気に入りの靴を長く、快適に履き続けるためには欠かせないメンテナンスです。

当店では靴の形状やお客様のライフスタイルに合わせて、最適な素材と取り付け方法をご提案しております。新品靴への予防貼りも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。