
CRADLEさん、はじめまして。ビジネスで利用しているスコッチグレインですが、ソールの摩耗と、革の擦れ等が気になります。どういった修理が可能でしょうか。

ユーザー様はじめまして。ご相談いただき誠にありがとうございます。ソールの中心部はまだ残っており、つま先が極端に摩耗しています。カカト交換時期に来ていますので、今回はつま先のゴムの差し替えとカカトの交換でよろしいかと思います。革の擦れは靴磨きをして仕上げましょう。
~コスパ重視のパーツ選びと出し縫い修理~
革靴の中でも高品質で知られるスコッチグレイン。
しかし、どんなに丈夫な靴でも、長く履けばカカトやつま先は確実に減っていきます。
今回は、カカトとつま先が大きく摩耗したスコッチグレインを、専門店ならではの方法で修理しました。





1. つま先ゴム差し替え
摩耗が進んだつま先部分は、ゴムパーツを新しいものに差し替え。
差し替えたあとはグッドイヤーウェルテッド製法の出し縫いをかけてしっかりと固定します。
今回の修理のポイントは、グッドイヤーウェルト製法の靴に必要な「出し縫い」を行ったことです。
実は、一般的なフランチャイズ系のリペアショップでは、出し縫い用ミシン(底縫いミシン)を持っていない場合が多く、縫い直しができません。
今回のように摩耗が激しくウェルトが露出している場合は出し縫いをかけてあげる方が安心です。


2. カカト交換(フレッチャヒール)
今回は、コストパフォーマンスに優れたフレッチャヒールを採用しました。
耐摩耗性とグリップ力のバランスが良く、普段履きには十分な耐久性を持っています。
「高品質=高価格」ではなく、用途や予算に合わせたパーツ選びも専門店の大事な役割です。


専門店修理のメリット
- 靴の構造に合わせた適切な修理方法を選べる
- パーツの選択肢が豊富(高級ブランド同等の資材からコスパ重視まで)
- グッドイヤー製法の靴にも対応可能な出し縫いミシン完備
- 見た目と耐久性の両立が可能
価格と納期
●つま先補強・出し縫い:3300円
●フレッチャヒール:3300円
納期:約1週間
まとめ
スコッチグレインは良い靴だからこそ、適切な修理で長く履き続けたいもの。
カカトやつま先の摩耗は放置せず、構造を理解している専門店での修理をおすすめします。
今回のように、パーツ選びから仕上げまでこだわることで、靴の寿命は大きく延ばせます。








