【ハーフソール交換】カカトと前足部の減るタイミングがあわない。裏張りでもオールソールでもない、そんな時にひと味違ったご提案!日本ビジネスシューズ界の雄、スコッチグレインを修理!

LINEによるお問合せ内容

Q.スコッチグレインのソールの縫糸が切れて片側が少し外れそうです。2年ほど履いて傷んできているのでソールの交換時期かなと思ってます。


こんなお問合せをいただき、靴底の全体交換かなと思いながらご来店日時の調整をしておりました。

2~30代の男性でお仕事でお使いならビブラムのラバーソールがいいかな?と考えながら、いざご依頼品を確認すると。

裏張りはしておらず、つま先は限界まで減っています。

ここですね、お問合せの通りソールの縫製が切れて口が開いています。

おや?カカトはきれいですね。オールソール(全体交換)するにはもったいない。裏張り補強するにはタイミングが遅く、つま先の補充やソールの縫い直しに諸々問題が…。

てなわけで今回は

ハーフソール交換をご提案

まずはマスキングテープで交換位置を決めます。

革包丁でソールをカットしフマズの端を傾斜させます。

靴底縫製の糸もしっかり取り除きます。

カットしたソールに入れ替わるものを用意して、こちらも端を傾斜させます。今回は耐久性とコストを下げる目的でラバーを使用します。

仕込んだラバーに糸が収まるミゾを掘ります。こうすることで糸が地面に擦れにくくなり長持ちします。以下、仕上がりをご覧ください。

After

料金と納期

●ハーフソール交換 5500円
1週間ほどのお預かり

今回お預かりした靴の状態だと、このご提案でよかったと思います。もちろんオールソールしたほうがよかったり、裏張りでよかったり様々です。専門店では状態によって修理技法、素材、価格など様々なご提案が可能です。ご相談お待ちしております。