【ASICS ランウォーク】オールソール(靴底全体交換)、承ります!履き心地を考慮したソールで迅速、丁寧にお直し致します!

ユーザー様
ユーザー様

アシックスのランウォークを使用しています。アシックスウォーキング(販売店)にメーカー修理のオールソール(靴底全体交換)を依頼すると工期で約5週間、輸送も含めると2か月弱かかるようです。御社で修理するとどんな感じになるの?

このようなお問合せを数件いただいておりますが、これまで何となくメーカー様による修理が望ましいのではないか?との思いから、あまりランウォーク等のスポーツメーカー様製造のビジネスシューズに関しましては、オールソールについて深く検討せずにいました。

履き心地や機能を担保しつつ、身近な修理店でお直しができるといいかもと思い、中古品でサンプルを作ってみましたのでご覧いただければと思います。

仕上がり比較は、いつもブログをご覧いただいているユーザー様にはおなじみですが形状が修正されてシャキッと感が別物です。

『走れるビジネスシューズ』がコンセプトなので、修理をご希望のユーザー様は見た目も当然ながら【履き心地】に変化が無いか、がより気になるかと思います。

2次流通品で手に入れたランウォークです。

カカトの修理歴ありで、交換用のゴムパーツが外れています。ヒールプラグのみで修理ができないときは、このように外れやすいのでカカトの土台から修理した方が良さそうですね。

元のソール構成は、①アシックス公式サイトにて【スカート】と呼ばれるウェルト、②つま先からフマズまでラバーが施されたEVAのアウトソール、③ラバーで囲われたEVAが内蔵されているヒール

今回使用する素材

ラバースポンジシート

通常のゴムシートよりも軽く スポンジよりも重みがあり、しっかりとした素材。
硬度も柔らかめに設定してあり、屈曲性も高い素材です。アウトソールはこちらを使います。

スカートと呼ばれるウェルトは本革のものを使用します。本革は繊維が縦横無尽に走っているので、ボードやケミカル品でよく起こる、屈曲部分の割れが起きにくいです。

アウトソールに本革ウェルトを配したところです。

ボンドを塗布し、甲革に取り付けます。

ボンドだけだと剥がれが心配なので、ミシンで縫います。ミシンで縫う際にはニードルで穴が空きますので浸水のことを考えてつま先からフマズまでにしておきます。

縫った後は裏張りをして浸水を防ぎ、ソールに強度とグリップを持たせます。

続いて、カカトの土台になる素材です。

TOPY セロライト40 スポンジシート

オーソペディックシューズ(整形靴)等にも利用できるEVAスポンジシートです。
高い柔軟性や弾力性、軽量性を兼ね備えています。
フランスの整形外科での品質検査済み製品で、インソールの作成も可能です。

仕上がり

横から見た印象は少しすっきりしているので今回使用した5mm厚のアウトソールより6mmの方が見た目的には近くなるかなといったところです。実際に履き比べたところ履き心地は遜色なく仕上がっています。ソールのしなりもまったく問題ないです。むしろ少し軽く感じるくらいです。26センチでよければ店頭で履き比べ可能です!

ソールに耐久性を持たせるためのラバー材は世界的タイヤメーカーのミシュランを選びました。アシックスのようなメジャーブランドには相性がいいかなと思うのと認知度も高いので。ビブラム推しのユーザー様はお申しつけください。今後はこちらのミシュランのゴムパーツ(ソール、カカト)の交換のみで修理が可能です!

重さは?

修理前、交換用のゴムパーツが外れているのでゴムパーツと一緒に計量します。

修理後、重さもクリアです!

いったんこれで店頭サンプルとして使用して、ユーザー様のご意見など伺いながら、ブラッシュアップしていきます!

価格は12650円、納期1週間程度。ジェネリック ランスタイルと命名してスポーツメーカー様系ビジネスシューズのオールソール(靴底全体交換)に対応していきます。