【BIRKENSTOCK】甲革の破れを修理 ついでに靴底を作り直す

今回お持ち込みいただいた靴はビルケンです。

※夏に向けてビルケンサンダルの修理もお任せください

何が問題かと言いますと・・・・。

かかと付近の甲革が破れております。

かかとが低くフラットソールに近いので、歩行の際に擦れて破けちゃったのか。

この部分は靴底を剥がさないと修理できないため、靴底の全体交換がマストになります。

※剥がしたソールは補強した革の分サイズが合わなくなったりして使えないことが多いです

ひとまず分解

破れた甲革を覆うパーツの型取り、裁断をします。

革の色は在庫色でご了承いただきました。

※その分修理費をお安くご提案しております

仕上がり

地面に擦れないように少しヒールを高く設定して靴底を組み上げました。

ヒールを高くする場合、かかとの【アゴ】と呼ばれるフマズ側を低くして接地面のバランスを取ります。

素材は厚みが近いものを使いたかったのでウェーブラバーシート。

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ウェーブラバーシートはスニーカーの修理によく使用します。

屈曲性がいいので歩行時の靴のしなりを邪魔しません。

かかとの土台はEVA(スポンジ)でクッション性と重くならないようにしました。

今後はビブラムリフト(交換用パーツ)の交換で大丈夫です。

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※ビブラム社のTOP85と言う耐摩耗性にとんだ配合の材料

破れてた箇所もばっちりカバーできました。

バイカラーになってこれはこれでありです。

かかとの高さを6mm上げたので、地面に擦れることもないでしょう。

※これ以上高くするのもバランスが悪くなるので

今回の修理 靴底全体交換 8800円

甲革補強 2200円 (在庫革でのサービス価格です)

※靴底の全体交換は靴磨きサービス

CRADLE芝