【靴パーツ解説】スライダーとは?

~ファスナーの開閉を担う小さな重要部品~
靴やブーツのファスナー部分で、金属や樹脂の「つまみ」を上下に動かすことで開閉を行う部品――それが**スライダー(Slider)**です。
特にサイドジップブーツやロングブーツなど、脱ぎ履きにファスナーを採用している靴には欠かせないパーツです。
スライダーの役割
- ファスナーの開閉操作
エレメント(務歯)と呼ばれる歯の部分を、スライダー内部の構造によってかみ合わせたり外したりして、スムーズな開閉を可能にします。 - 靴の着脱性向上
靴ひもを毎回結び直さずに脱ぎ履きできるサイドジップブーツは、スライダーのおかげで時間短縮と利便性が大きく向上します。 - 開閉の固定(ロック機能)
ブーツの歩行中にファスナーが勝手に開かないよう、ロック機能付きスライダーが使われることもあります。
スライダーの種類
- オートマチックスライダー
引き手を倒すことでロックがかかり、持ち上げると解除されるタイプ。ブーツやバッグに多く採用。 - ノンロックスライダー
常に自由に動かせるタイプ。素早く開閉したい場合に便利ですが、歩行中に開く可能性があるため靴では少なめ。 - リバーススライダー
引き手の向きが内側になるタイプで、見た目をすっきりさせるデザイン向け。
スライダーのトラブルと修理
靴に使われるスライダーは小さくても負荷がかかるため、長年の使用で以下のようなトラブルが発生します。
- 動きが固くなる → ゴミやホコリが詰まっている場合は清掃・潤滑で改善。
- かみ合わせ不良 → 内部の摩耗や変形によるもの。スライダー交換が必要。
- 引き手の破損 → 新しい引き手への交換が可能。
スライダーだけの交換修理も可能なため、靴全体を買い替えるより経済的です。
まとめ
スライダーは、ブーツやファスナー付き靴の着脱をスムーズにする小さくても重要なパーツです。
摩耗や破損があっても交換修理できるため、ファスナーの不具合で靴をあきらめる前に、ぜひ専門店にご相談ください。
