プルストラップ

【靴のパーツ解説】プルストラップとは?


~履きやすさとデザイン性を兼ね備えた小さなパーツ~

革靴やブーツのかかと上部に付いている帯状のパーツ、これが**プルストラップ(Pull Strap)**です。
小さな部品ですが、履き心地や靴の扱いやすさに大きく関わる重要な役割を持っています。


プルストラップの役割

  1. 履くときの補助
     靴べらを使うときや、足をスムーズに入れるときにプルストラップを指で引っ張ることで、履き口が広がり履きやすくなります。
     特にブーツは甲周りが固定されているため、プルストラップがあると足入れが格段にスムーズです。
  2. 靴を吊るす・持ち運ぶ
     フックやバーに引っ掛けて保管したり、指にかけて持ち運びやすくなります。工場や作業現場では吊り下げ保管に使われることもあります。
  3. デザインのアクセント
     機能だけでなく、ブランドロゴや刺繍を施したり、色や素材でアクセントをつけることでデザイン的な魅力も高めます。

プルストラップの種類

  • 一枚革タイプ
     最もシンプルで耐久性の高いタイプ。ワークブーツやミリタリーブーツに多い。
  • 折り返し縫いタイプ
     表革と裏革を縫い合わせたタイプで、柔らかく高級感があります。ドレスブーツなどに採用されやすい。
  • 刺繍・ロゴ入りタイプ
     ブランドアイコンとして機能するデザイン性の高いストラップ。ドクターマーチンの「AirWair」タグが有名です。
  • ループ型(片側固定)
     片側だけを縫い付け、反対側は浮かせることで指を差し込みやすくしたタイプ。

プルストラップの注意点

  • 引っ張りすぎると縫い目や革が傷むことがあります。特に縫い付け部分は負荷に弱いため、履くときは靴べらと併用するのがおすすめです。
  • 経年劣化や摩耗で切れた場合は修理可能です。革やテープを新調すれば、機能も見た目も復活します。

まとめ

プルストラップは、靴を履くときの補助や持ち運び、保管のしやすさを高める小さなサポートパーツです。
さらに、デザインのアクセントとしても活躍するため、靴選びの際はこの部分にも注目してみると面白い発見があります。
もし切れたりほつれたりしても、修理することで再び快適に使い続けられます。