【靴の構造用語】ユニットソールとは?
~軽量・耐久・デザイン性を兼ね備えた一体型ソール~
靴底(ソール)の構造にはさまざまな種類がありますが、その中でも「ユニットソール」は、靴底全体が一体成型された構造を指します。
ビジネスシューズからカジュアル、ワークブーツまで幅広く使われ、近年では軽量性やデザイン性を活かしたモデルも増えています。

ユニットソールの構造
ユニットソールは、アウトソール(靴底)とヒール部分が一体になったソール部品のこと。
多くの場合、ラバー(ゴム)や合成樹脂で成型され、靴の製造工程ではアッパーと接着または縫い付けで固定します。
一般的な分離型(本底とヒールを別パーツで組み合わせるタイプ)に比べ、パーツ数が少なく製造効率も高いのが特徴です。
ユニットソールの主な素材
- ラバー(ゴム):耐摩耗性とグリップ性に優れ、ワークブーツや安全靴に多い
- EVA(合成樹脂):軽量でクッション性が高く、スニーカーやカジュアル靴に多い
- PU(ポリウレタン):軽量性と柔軟性を持つが、加水分解による劣化に注意
ユニットソールのメリット
- 軽量性
パーツ数を減らせるため、分離型より軽く仕上がることが多い。 - デザインの自由度
トレッドパターン(溝)や色を自由に設計でき、靴の個性を出せる。 - 防水性の高さ
パーツの継ぎ目が少ないため、水の侵入を抑えやすい。
ユニットソールの注意点
- 部分修理がしにくい
ヒールだけの交換が難しいため、摩耗時はソール全体の交換が必要になる場合が多い。 - 素材による劣化
PU製は軽く快適ですが、加水分解による割れやベタつきに注意が必要。
ユニットソールが使われる靴の例
- ワークブーツ(例:Red Wingの一部モデル)
- 安全靴
- カジュアルスニーカー
- 軽量ビジネスシューズ
まとめ
ユニットソールは、軽量・耐久・デザイン性を兼ね備えた現代的な靴底構造です。
ただし、部分修理が難しいため、摩耗が進む前に早めの交換やメンテナンスを行うことが、靴を長く履くためのポイントになります。
