足を包んでくれるパーツ
【革靴の基本】「アッパー」とは?構造・素材・選び方まで徹底解説!

CRADLE
革靴やスニーカーを選ぶとき、「アッパー」という言葉を耳にしたことはありませんか?
実はこの“アッパー”、靴の印象や履き心地、耐久性を大きく左右する非常に重要なパーツなんです。
この記事では、アッパーの基本構造から素材の種類、選び方のポイントまでを詳しく解説します。
■ アッパーとは?
アッパー(Upper)とは、靴の足の甲を包む上部全体のパーツのことです。
見た目にも一番目立つ部分であり、靴の「顔」ともいえる存在です。
ドレスシューズ、スニーカー、ブーツなど、どの靴にもアッパーはあり、その構造や素材によって印象や性能が大きく変わります。
■ アッパーの主なパーツ構成
アッパーは細かく見ると、いくつかのパーツで構成されています。
- ヴァンプ(甲部):つま先から足の甲にかけての部分
- クォーター(腰革):かかと側を覆う後部の革
- トゥキャップ(つま先革):つま先の補強部分(キャップトゥなど)
- タン(ベロ):靴ひも下のベロ部分。足の甲を保護します
- ライニング(裏革):アッパーの内側にある裏地
■ アッパーの素材の種類

アッパーに使われる素材にはさまざまな種類があり、用途やデザインに応じて選ばれます。
◆ 本革(レザー)
- カーフ(仔牛革):高級靴に多く、キメが細かくしなやか
- キップ(中牛革):カーフより丈夫で、カジュアル靴にも◎
- スエード/ヌバック:起毛革で柔らかく、カジュアル感あり
◆ 合成皮革(シンセティックレザー)
- 本革に似た見た目で価格が安く、メンテナンスが簡単
- 経年変化は少なく、劣化が早い傾向
◆ ファブリック(布・メッシュ)
- 通気性・軽さ重視のスニーカーや夏靴に使用される
- レザーより柔らかく、耐久性は劣ることも
■ アッパー選びのポイント
- 履くシーンに合わせて素材を選ぶ
→ ビジネスならレザー、カジュアルならスエードや布など - 足に合うフィット感を重視する
→ アッパーが硬すぎると靴擦れに。柔らかすぎると型崩れに注意 - メンテナンスも想定して選ぶ
→ レザーは手入れ次第で10年以上、合皮は割と短命
■アッパー素材一覧表
それぞれの素材の特徴と、どのような用途に適しているかをまとめています。靴選びにご活用いただけます。
| 素材 | 特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
| カーフ | 高級感がありキメ細かい。しなやかで足になじみやすい。 | 高級ビジネスシューズ、ドレスシューズ |
| キップ | 適度な硬さで耐久性もあり、カジュアル靴にも使われる。 | カジュアル革靴、セミフォーマル |
| スエード | 起毛加工で柔らかくカジュアル向き。 | デザートブーツ、秋冬のカジュアル靴 |
| ヌバック | スエードより繊細な起毛。ドレッシーにも使われる。 | チャッカブーツ、キレイめカジュアル |
| 合成皮革 | 手入れが簡単で水に強いが、経年劣化しやすい。 | 雨の日用の靴、安価な普段履き |
| キャンバス | 軽量・通気性が高くスニーカーなどに多用される。 | 夏用カジュアル靴、スリッポン |
| ナイロン | 非常に軽く、耐水性・耐久性も高いが高級感には欠ける。 | アウトドア用、軽量スニーカー |
■ まとめ
アッパーは、靴の見た目・履き心地・寿命に大きな影響を与える重要なパーツです。
どんな素材か、どんな構造かを知って選ぶことで、足にも財布にも優しい靴選びができます。
これから靴を買うときには、ぜひ「アッパー」にも注目してみてくださいね!
