タン(べろ)・シュータン

靴の「タン(ベロ)」とは?意外と知らない重要パーツの役割と種類


靴の中をよく見ると、足の甲の部分に一枚の革が差し込まれているのに気づくかもしれません。
それが「タン」、別名「ベロ」と呼ばれるパーツです。

普段はあまり意識されない存在かもしれませんが、実はとても重要な役割を担っているんです。
今回は、そんな「タン(ベロ)」について詳しく解説していきます。


タン(ベロ)とは?

タン(Tongue)」は、靴の甲の部分にある、靴ひもの下に配置されたパーツです。
日本では「ベロ」とも呼ばれ、靴を履くときに足の甲と靴ひも・羽根(アイレットステイ)の間に挟まる部分になります。


タンの主な役割

1. 足の甲を守るクッションの役目

靴ひもを締めたとき、直接紐が足に当たると痛くなります。
タンは足の甲をやさしく保護し、圧迫感をやわらげるクッションのような役目を果たしています。

2. ホールド感を高める

靴ひもをしっかり締めたとき、タンがあることで足と靴が一体化し、フィット感が向上します。
特にブーツや登山靴では重要な要素です。

3. 異物の侵入を防ぐ

タンがあることで、靴の内部に砂やホコリ、雨水などが入りにくくなります。
「ガセットタン」など、防水性や密閉性に特化した構造もあります。


タンの種類

タイプ特徴よく使われる靴
独立タン一枚の革が本体と別パーツで縫い付けられている一般的な革靴、スニーカー
ガセットタン(袋ベロ)タンの両脇が靴本体に縫い付けられていて、異物や水の侵入を防ぐブーツ、登山靴
一体型タンタンとアッパーが一枚で形成されており、縫い目がない柔らかいスリッポンタイプなど
パッド入りタンクッション材が中に入っていて厚みがあるスポーツシューズ、ワークブーツ

タンのずれ対策

「履いているうちにタンが横にズレて不快…」という方も多いかと思います。
そんなときは以下の対策が有効です:

  • シューレースの通し方を工夫(タンループに通す、ラダーラッシングなど)
  • タンにループやホルダーがある靴を選ぶ
  • インソールや靴下でフィット感を調整


まとめ

靴のタン(ベロ)は、目立たないけれど非常に重要なパーツ。
快適な履き心地やフィット感を支える、まさに「縁の下の力持ち」と言える存在です。

次に靴を選ぶときは、ぜひこの「タン」にも注目してみてください。
クッション性や形状、構造をチェックすることで、より快適な一足に出会えるかもしれません。