オックスフォードシューズとは
~歴史と種類、名前の由来~
オックスフォードシューズ(Oxford shoes)は、鳩目に靴ひもを通して結ぶ短靴の総称です。もっともフォーマルな革靴として知られていますが、実は内羽根式(バルモラル型)だけでなく、外羽根式(ブラッチャー型)も含まれます。
歴史
起源は17世紀後半、オックスフォード大学の学生たちがブーツを短靴に改良し、紐で結んで履き始めたことといわれています。
19世紀初頭には、外羽根式で甲に舌革を被せ、腰革を上から重ねたBlucher(ブラッチャー/ブルーチャー)型が登場。これはプロイセン王国の陸軍元帥ゲプハルト・レベレヒト・フォン・ブリュッヘルが、誰の足にもフィットしやすく脱ぎ履きしやすい靴として考案しました。
その後、19世紀中頃にヴィクトリア女王の夫アルバート公が、腰革と甲革を一体化したBalmoral(バルモラル)型を製作。これが現在の内羽根式オックスフォードの原型となりました。
種類
現在のオックスフォードシューズは大きく2つに分けられます。
- ブラッチャー(外羽根式)
履き口が大きく開き、着脱が容易で、甲高の人にも向いています。 - バルモラル(内羽根式)
フォーマル度が高く、冠婚葬祭や格式ある場に最適です。
名前の由来
- オックスフォード:オックスフォード大学で学生が履き始めたことから。
- バルモラル:アルバート公が所有していたスコットランドのバルモラル城に由来。
- ブラッチャー(Blucher):考案者であるブリュッヘル元帥の名前に由来。
まとめ
オックスフォードシューズは、フォーマルからカジュアルまで幅広く対応できる短靴の総称です。特に黒の内羽根ストレートチップは正礼装として必携。歴史や構造を知ると、より選びやすく、履きこなす楽しみも増します。
