ハーフラバー(裏張り補強)
●ハーフラバーとは元のソールに薄手のラバーを取り付ける。元のソールを保護する修理。
●価格は2000円~とオールソール交換と比べて安いため人気の修理でもある。
●取付るラバーは1~2mm程度と薄いが、耐久性は高いラバーのため、すぐに減るものではない。店主の経験では一日の歩行数は比較的少ないが、毎日(週6)履いて10か月程度持った。
●一般的に取付ラバーが薄いため、ぶつけやすいツマ先部分ははがれやすい。CRADLEでは接着剤を塗る前の下地処理と、つま先とフマズに真鍮釘で追加固定している。それでも人によっては、剥がれてしまう。
●取付のタイミングが重要で、新しい状態で取り付けることが好ましい。特にグッドイヤー製法の場合、タイミングが遅い状態での取付は糸切れによるウェルトとソール間の剥がれや、穴あきからインナーコルクの流出による不具合など、修理後のトラブルが起こりやすい。適宜、オールソール交換など、状態にあった修理をご案内する。
●取付のタイミングが適切でなく、修理後のトラブルリスクが高いにも関わらず、予算の都合上オールソール交換でなくハーフラバー補強を依頼される場合は上記のリスクをお客様にご理解いただき、引き受けてもらう必要がある。修理後のトラブルに対しての保証は出来ない。
カカトのゴム打ち替え
●靴修理の中で、最も依頼の多い修理。
●革靴であれば交換可能に設計されていることが多く、修理範囲も限定的なので交換による履き心地の変化も少ない。靴修理ビギナーのお客さんにも安心して勧められる。
●交換用のゴムパーツはボンドと釘で固定する。交換用のパーツと、靴本体の土台にボンドを塗り圧着する。その後釘で追加固定する。
●革靴の中にはウレタンや塩化ビニールといったケミカル素材でできたソールを使用しているものもある。これらの素材は接着剤との相性が悪く釘が効かない柔らかい素材のため、修理後に剥がれてしまうリスクがある。下地処理をして最大限接着力を担保するが、重複して固定できないため、依頼を受ける場合は上記のリスク説明を十分に行い、理解を得る必要がある。
オールソール交換
●オールソール交換は靴底全てを取り外し、再度いちから作り直す修理。
●ソールを全て取り換えるため、自由度が高い。どんなソールにするか、ある程度自由に決められる。
●大幅なソール構成の変更は履き心地の変化につながる。修理ビギナーのユーザー様に対しては、特に変更点の説明を十分に行い理解を得る。
合成皮革
●布地をベースにしてポリウレタン(PU)などの合成樹脂をコーテイングし、本革の質感に近づけた人口素材。
●安価であるが、本革と比較して短命。経年劣化により、べたつき剥がれる。
●甲革には本革を使っている靴でも、内張りに合皮を使用している場合がある。中敷は簡単に交換できるが、サイドの内張りは、ソール・甲革・内張を全てバラバラに分解する必要があるため費用は高くなる。ユーザーにとって重要なアイテムかどうかよく考えてもらう。
幅だし
●靴のサイズ調整のこと。主に靴の横幅を広げる。ボールジョイントと呼ばれる親指と小指のつけ根、足の最大幅を中心に伸ばす。タテには伸びない。
●スニーカーは伸びない。
●中古品、ユーズド品は使用が進んでおり修理歴も不明なため破損リスクが高いため、お受けしない。
お問合せ
●具体的な修理の可否と値段の確定は現物確認が必須。
●お電話での問い合わせに関しては個別具体的にお答えできない。「カカトの打ち替え2530円~です」「ソールの裏張り補強2970円~です」など修理メニューの最低価格のご案内にとどまる概算見積もりになる。
●電話問い合わせの場合、隅々まで具体的でないため、ユーザー様とお店で修理内容が一致しないことがある。※事業者同士は専門用語を通じて、隅々まで具体的でない状況でも、ある程度内容を断定できる
