こんにちは。今回はグッチのローファー修理のご紹介です。
ソールが大きく剥がれてしまっており、そのままでは履き続けるのが難しい状態でした。
高級靴だけに、しっかりとした補強と美しい仕上がりが求められる修理です。
ソール剥がれの状態


お持ち込みいただいたのは、グッチの定番ビットローファー。
外観は綺麗に履かれていましたが、ソール前方が大きく剥がれていました。
ミッドソールは靴の内部と縫い付けられているので剥がれていませんが、アウトソールはボンドのみの固定です。
修理内容:出し縫い補強
今回はミッドソールの出幅を利用して“出し縫い”で補強する方法を選択しました。
出し縫いとは?
出し縫いとは、靴底の本底(アウトソール)とウェルトを貫通して縫い上げる手法です。
これにより、接着だけでは得られない機械的な強度と耐久性が確保されます。
修理工程の一部をご紹介

剥がれたソールの汚れを落とし、接着面を再整形

糸を収めるためのミゾをグルーバーで掘ります。
ミゾを掘ることで糸が直接接地せず、擦り切れにくく長持します。

堀田ミゾに出し縫い用のミシンをかけます。
ビジネスシーンでも活躍する黒のローファーなので、糸色も馴染むよう配慮しています。
修理後の仕上がり


修理後は、見た目にも自然な仕上がりとなりました。
出し縫いにより強度が向上し、今後も長く履いていただける一足に。
料金と納期
●底縫い:2200円
●溝堀:1100円
納期:1週間
まとめ:高級靴こそ「しっかり直して長く履く」
グッチのような高級靴は、ソール剥がれをきっかけに買い替えるのではなく、
適切な修理によって末永く愛用するのがおすすめです。
接着だけでなく、縫製による補強を加えることで、安心感も格段にアップ。
同様の症状でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。








