亀裂が入ったソール、どうしますか?
本日はマグナーニの修理事例です。
靴底に一直線に入った亀裂。
しかも甲革に浅いクラック(ヒビ)が入っておりオールソールも含めてどのように修理したらよいかご相談いただきました。
わからないことはわかるまでお話しましょう!
ポイントは甲革のクラックがより深刻になった時にパッチ(つぎはぎ)をしてまで履きたいか?
パッチも大変素敵な修理ですが好き嫌いが分かれます。
その点がはっきりわからない現状で、長期使用を前提にした高価格(マッケイ仕様のお手頃なソールで12650円)なオールソールはリスクが高く、お手頃で小幅な部分修理にしておいて経過を見るほうが無難ではないでしょうかとご提案いたしました。
ハーフラバーで亀裂をふさぐと貼り付け位置から再度亀裂が生じます。
それを防止するには通常よりも深い位置からラバーを貼ります。
←シャンク
靴底と甲革の間には変形防止のためにシャンクと言う鉄でできた芯があり、その位置を覆うように取り付けるとシャンクのおかげで貼り付け位置に負荷がかからず亀裂を予防できます。
こんな感じです。
かかとも減っていますがまずはハーフラバーの様子を何日かご確認いただき、問題なければかかとの修理に移ります。
今回の修理
ハーフラバー(靴底の亀裂補修) 3300円
修理方法、ご予算、最適な方法、たくさんお話しましょう!
ありがとうございました。
CRADLE 芝